作詞・作曲/滝沢昌之 Masayuki Takizawa
[第1回伊勢志摩国際大衆音楽作曲コンクール入賞作品]
“1st Ise-Shima International Popular Music Composition Competition Winning Work”
2021年11月に館林に移住して、街を歩くたびに空気の美味しさ、自然の美しさ、街の温かさに触れ、感動し、その気持ちを歌にしました。館林は、冬は白鳥、春はツツジ、夏は花ハス、秋は夕焼けが素敵です。
令和元年度に文化庁「日本遺産」に認定された館林の『里沼』-「守りの城沼・祈りの茂林寺沼・実りの多々良沼」- をテーマに、目に映り、体に感じるそれぞれの印象を、音と言葉で描きました。
—
歌詞
1.
邑楽(おうら)の大地めがけ 降(お)り立つ鳥は
はるか遠い空から隠沼(こもりぬ)求め
辿(たど)り着いた水辺(みずべ)は 守りの里沼
躑躅(つつじ)の薫る日まで 城跡(しろあと)の風に舞う
朝陽に踊り出す木々の葉音(はおと)は
静かな梢(こずえ)にも 宿る愛の歌
溢れる涙も みな 光を浴びて 溶けていった
木漏れ日の住処(すみか)へ
花蓮(はなはす)咲く 香りは 甘い記憶
いつか来た道 心通う街に 約束してくれる
2.
いにしえの山門(さんもん)に 夢跡纏(まと)い
末(うら)枯れゆく木立に 刻まれた時間(とき)
古刹(こさつ)の葦(あし)の森は 祈りの里沼
茶釜(ちゃがま)に語り継がれ 茅葺(かやぶき)の寺 住(す)まう
大河に照り映えて眩(まばゆ)い西陽(にしび)
いつしか茜雲(あかねぐも) 山際(やまぎわ)を染める
忘れた笑顔に そっと 許してくれる 両毛(りょうもう)へと
続く路(みち)歩けば
枝垂桜(しだれざくら) 仰いだ 遠い記憶
春を待ち侘(わ)ぶ 番(つがい)の鴨のように 優しく寄り添える
3.
松林が連なる 伝説の沼
遺跡眠る蹈鞴(たたら)の 砂鉄(さてつ)の丘に
水に映る桟橋 実りの里沼
暮らしを明日(あす)へ紡(つむ)ぐ 金色の麦畑
仄(ほの)かに霞(かすみ)立つ夜空の月と
健気(けなげ)に降(ふ)り注ぐ星の瞬(またた)きに
過ぎ行く過去も 今も 往(ゆ)く当(あ)てのない 悲しみさえ
輝く朝を知る
赤城の尾根 見渡す 恋の記憶
命褪(あ)せても 信じあえた岸辺 安らぎわかちあう
—
徳森理香(ソプラノ)
国立音楽大学声楽科卒業。伊藤京子、伊藤亘行、斉藤喬、澤滋の各氏に師事。在学中より古楽アンサンブルに所属し、ソリストとして各地でコンサート、音楽祭に出演。またディナーショー、ブライダル演奏などの出演も多数。
—
栗山沙桜里(ピアノ)
桐朋学園大学を経てパリ国立高等音楽院ピアノ科修士課程を首席卒業する。また同音楽院室内楽科修士課程に審査員満場一致の高評価で入学し、卒業する。その後エコールノルマル音楽院Perfectionnement課程にて現代音楽の研鑽をつむ。Duo Hayashi International Competition第2位, Concours-Festival répertoire pianistique moderne グランプリ及びサラベール賞、Palma d’Oro Finale Ligure国際ピアノコンクール第2位、 現代音楽演奏コンクール’競楽XIII’ 第2位など受賞歴多数。 飯塚新人音楽コンクール招待演奏会、Music from Toho、フランス音楽留学生ガラコンサートなど多数の演奏会、またJeux de chaises(モントリオール)、Nancyphonies(ナンシー)など多数の音楽祭に出演。
—
作詞・作曲/滝沢昌之
国立音楽大学フルート専攻卒業。デンマーク留学。’14年「フルート上達のための実践的ワークブック~入門から専門家までの、頭と体の基礎固め~」出版。 https://otomigaki.com/tk/book.html#section-about
https://otomigaki.com
—
収録:2022/3/20
#フルート#滝沢昌之#館林#里沼

