第197回「『ニセモノの錬金術師』の感想」【人生思考囲い】

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ポータルサイトとはサイト紹介サイトでどんなコンテンツがあるのか

ポータルサイトとはインターネットにおける入り口のような存在で、一言でいえばサイト紹介サイトと説明できます。
現在のインターネットは、検索エンジンにアクセスしてキーワードで検索したり、SNSなどの投稿からリンクを辿って特定のページを開くといったアクセス方法が主流です。
ポータルサイトとはSNSがまだなかった時代に誕生したもので、例えばカテゴリ別にサイトを分類して紹介したり、リンクの掲載が行われていました。
リンクには、サイトの名前やどんなコンテンツを掲載しているかといった簡単な紹介が添えられており、クリックに応じてアップさせるカウンターが設置されているケースもありました。


ポータルサイトと一口にいっても、スタイルや掲載内容は様々でしたが、ウェブディレクトリと呼ばれる構造化されたリンクだったり、ニュースや辞書など様々です。
検索エンジンが顔のGoogleもかつてはポータルサイトだったといえますし、Yahooもポータルサイトとしての性格が強かったといえます。
今でこそ提供するサービスが多角化しており、単なるポータルサイトの括りでは説明できなくなっています。


現在ポータルサイトといえば、地域コミュニティーにおける地域別のコミュニケーションを提供する、プラットフォームを挙げることができます。
価値観が多様化する現代においても、同じ地域の人や同じ趣味を持つ人、同じ悩みを抱える人を求める傾向があります。
つまり、今のポータルサイトはそうした人達を繋げる存在、あるいは受け皿として機能しているといえるでしょう。


ポータルサイトの概念が一般的で通用していたのは、インターネットが大きな球体のようなイメージで、外から入って情報を手に入れる感覚があったからだと思われます。
インターネットが生活に溶け込みその一部となっている現在は、入り口にあたる存在がないので、ポータルサイトもまた存在感が薄まっています。
とはいえ、インターネットの初心者にYahooのようなサイトを紹介したり、使い方を説明するのは健在ですから、そういう意味では今もポータルサイトとして機能するサイトは健在です。

第197回「『ニセモノの錬金術師』の感想」【人生思考囲い】
※『ニセモノの錬金術師』のネタバレがあります

■ニセモノの錬金術師の感想
・杉浦次郎先生のWEB漫画『ニセモノの錬金術師』第一部が完結した→面白かったですね!
・異世界転生した主人公が女奴隷を買う→ばき「女奴隷を買うって展開、結構ヒヤッとするんだけど杉浦先生は倫理観がしっかりしてるから読んでて安心感がある」→倫理観がしっかりしてる人が倫理観に挑戦するような話を描くとめちゃくちゃ面白い
・杉浦先生の商業作品『僕の妻は感情がない』→家事ロボットに本気で恋をする男→中野「家事ロボットも女奴隷も、作中の常識ではもっと道具扱いされて当然なのに、どちらの主人公もフェアな関係性を結ぼうと頑張るんですよね。その姿が好き…。」
・ばき「ニセモノの錬金術師は作品ジャンルが途中でガラッと変わる」→急にホラー、急にギャンブル→ジョジョやHUNTER×HUNTERに近いかも

■杉浦先生のまなざし
・物語中盤に登場する『不滅』→永遠に老いず肉体も再生する存在→老いた師匠は侘び寂びを語っていたのに、不滅化してからは言動が変わってしまう→中野「侘び寂びなんてのは所詮老いて死ぬ連中が自分たちを慰める為に生み出した概念に過ぎないんだよなぁ!」ばき「『優しさ』は自分たちは弱いっていう前提があって産まれるものだから、不滅には優しさが存在しない」
・生涯かけて見守っていこうと心に決めていた少女への淡い想い→不滅化「やっぱり俺はこいつで射精したいだけだったわ」→切なすぎる!!!
・中野「単に性的な乱暴をしたいという欲望と、優しくしたいという欲望と、その両方のまなざしを描いてくれるのが嬉しい」→その引き裂かれが作品に活かされている
・自分の中に渦巻く欲望を認めた上で、それを外に向けて表明するかどうか→社会性
・『宇宙』という概念→自分の中にある、他者と絶対に相容れる事の出来ないルール→社会性を剥がしたところにある剥き出しの感情
・手塚「キャラクターで言うと僕はノルンが凄く好きで…」→『怒り』という宇宙を持っているが故に遵法精神が強い→怒りによる過剰な報復を制限する為に法律が産まれた→手塚「怒りという感情が社会の中でどう制御されているのか、それを戯画化したキャラクター」

■法やルール、社会
・ばき「己の欲望に忠実な奴らばっかりだし、魔法使いとか沢山いるのになんで社会が成立しているのか、それを表現するのがめちゃくちゃ上手い」
・呪術師が人を呪う時は役所に届けを出してから→恨みという人間の強い感情を禁止するのではなく管理する社会
・この物語の世界は法やルールで駆動されている→それが社会の維持に必要だから→手塚「例えば報復とかですけど、法やルール無しで人間の感情に任せると、どうしてもやり過ぎてしまうものであるという認識がこの作品世界の前提にある気がする」

■結果と過程、最終回
・主人公の能力『天地万物のレシピ』と『セーブクリスタル』→『ニセモノの錬金術師』の『ニセモノ』の意味→手塚「錬金術師はこの世の理を明らかにしていく過程こそが大事であり、結果だけを手に入れられる主人公は錬金術師としては歪でありニセモノだった」
・中野「ニセモノの錬金術師だった主人公が『本物』になるっていう話…だったんですっけ??」ばき「そういう話だったんですよ!!」
・結果よりも、それを目指す過程で手に入るモノの方が大事→HUNTER×HUNTERのジン「大切なものは欲しいものより先に来た」
・主人公が手に入れてきた大切な人間関係(過程)がラストバトルの勝利(結果)の代償としてリセットされてしまう→手塚「奇しくも、天地万物のレシピで過程をスキップして結果だけを手に入れてきたのと同じ状況になってしまう」
・…と思いきや、大切な『過程』が完全に失われたわけではなかったという最終回→中野「ニセモノだけど…ニセモノじゃなかった…!」→ばき「壊れたことによって、壊れるものがそこにあった事が分かる、その尊さにホロッときますね」→ほとんど全部忘れたということは、ほとんど全部大切な日々だったんだね…。
・最終話でノラさんやダリアさんが醜い生き物に描かれる演出→手塚「読者にとってもこれまで読んできた過程があるから、醜い生き物でも愛おしく見える」→過程を飛ばして、急に最終回(結果)だけ読んでも意味が分からない筈

■その他
・各々好きなバトル→中野「不滅戦かダリアちゃんの道場破りかな~」ばき「神のじじいを殺すところ!」手塚「アグノシアとココ(ヘルメス)が戦うところ好きでした。あれはロウVSカオスだと思う」→この金属これ以上良く出来ない!のとんちバトル
・ばき「より良いものに作り変える能力だから、ミンチにしてやる!も(アグノシアの主観的にはより良い)ミンチにしてやる!なんだよね」→食肉としてはこっちの方がより良い
・第二部はどうなるんだろう?→世界観がしっかりしてるから主人公を変えたりしても全然作れそう→ばき「あの世界は無限に争いの火種が転がってそうだしね」中野「困ったら颯爽とダリアちゃんが登場すればそれで解決しますからね」→人類最強哀川潤が来た!九十九十九が来た!
・アグノシアさんが面白い→ばき「アグノシアさんが急に化け物に!?アグノシアさんかと思ったらオールダーだった!?と思ったらやっぱり本物のアグノシアさんだった!!」
・中野「不滅の好きな子を肉のマントに変えるシーンめちゃくちゃ好き」手塚「アグノシアさん的には肉のマントも『より良く』なってる認識なんですよね」→アグノシア「あなたが驚くかと思って」

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