産経新聞 6月26日(金)21時35分配信
白昼の繁華街で、通行人の男女2人が無差別に殺害された大阪・心斎橋通り魔事件から3年。殺人罪などに
問われた無職、礒飛京三被告(40)に対し、大阪地裁は26日、死刑を言い渡した。被害者の遺族が求め続
けた極刑の結論。後回しにされた主文が法廷に響くと、犠牲となった音楽プロデューサー、南野信吾さん=当
時(42)=の父、浩二さん(71)は静かに両手で顔を覆った。
浩二さんは被害者参加制度を利用し、初公判から傍聴を続けた。「今ここにいることがつらく苦しい」と葛
藤を抱えながらも、「どういう気持ちで私の大事な息子を殺したのか知りたい」と、意見陳述や被告人質問に
も臨んだ。
バンド活動に青春をささげ、メジャーデビューも果たした自慢の息子。3人の娘に恵まれた幸せな生活を、
礒飛被告に唐突に断ち切られた。
遺体の首や腹には14カ所もの刺し傷があった。「人をなぜ殺すの。なぜ普通に慎ましやかに暮らせないの
」と涙ながらに礒飛被告に向かって叫び、「死刑以外に考えられない。それが人としての責任の取り方だ」と
訴えた。
もう一人の犠牲者、飲食店経営の佐々木トシさん=同(66)=の長男(45)も「最後の親孝行」として
公判を傍聴した。両親の離婚を機に3歳で父方の祖母に引き取られ、佐々木さんとは長く連絡を取ることがで
きなかった。だが約10年前から交流が始まり、「本当の親子になっていこう」と、失われた母子の時間を懸
命に埋めていたところだった。
意見陳述では「理不尽な犯行でかけがえのない母を失った。死刑でなければこの世に正義はない」と声を震
わせた。
長男は閉廷後、「何の落ち度もない2人を何回も刺して殺害した。死刑は当然だ」とのコメントを発表した
。ただ、「それでも母は生き返らない。遺族はその現実と向き合いながら生きていかなければならず、静かに
見守ってほしい」と改めて無念さをにじませた。
.
【関連記事】
心斎橋通り魔 被告、極刑覚悟も…死刑判決に動揺
遺族「生きたまま溶鉱炉に落としたい」…“鬼畜の所業”に死刑判決は下るか
命乞いの女性をメッタ刺し 「1人殺害」で死刑、残虐殺人の真相
隣客を暴行死させ、ラーメン完食…男が法廷で見せた「号泣」と「自己分析」
豊中・隣人殺害 血だらけの母のそばで泣きじゃくる男児…救急隊員が見た凄惨な現場
引用:ヤフーニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150626-00000598-san-soci

